【大島町にまつわるお金の話編】令和8年度東京都予算案(概要)の解説

行政

伊豆大島(東京都大島町)へ移住・引越するに当たり、自治体のお財布状況は気になりますよね?

大島町は自主財源が25%のため、残りの75%は国や東京都からお金をもらったり、借金(地方債・町債)するなどして乗り切っています。

そんな状況なので、東京都が島しょ地域向けの予算を増やすか減らすかは、島民にとっても大事なお話です。そこで今回は令和8年1月30日に発表された『令和8年度東京都予算案の概要』の中から島に関するトピックをご紹介します。

  1. 令和8年度東京都予算案(概要)の島しょ地域への使い道
    1. 令和8年度東京都予算案の概要(Ⅷ 多摩・島しょの振興)3,023億円
    2. 多摩・島しょの振興(成熟社会に対応した持続可能なまちづくり)2,636億円
      1. 誰もが輝き、暮らしやすいまちづくり:1,251億円
        1. <市町村総合交付金:718億円>
        2. <移住・定住促進市町村支援事業:1億円>
        3. <【新】多摩・島しょ移住・定住サポーター人材バンク事業:9百万円>
        4. <東京版空き家マップの整備及び空き家情報の掘り起こし:0.7億円>
        5. <公立病院運営費補助(再掲):39億円>
        6. <【新】妊産婦ヘルスケアモニタリング検証事業(再掲):7百万円>
        7. <【新】島しょ妊産婦用宿泊施設確保(再掲):0.3億円>
      2. 地域を守り、支える都市インフラ整備:1,356億円
        1. <島しょ地域における都道等の無電柱化(再掲):86億円>
        2. <【新】青ヶ島陸上部光ファイバーケーブル架空線区間解消工事(再掲):1億円>
      3. 地域産業の振興等:199億円
        1. <【新】多摩・島しょの新たな観光の魅力創出支援事業(再掲):2億円>
        2. <外来生物対策事業(キョン):9億円>
    3. 多摩・島しょの振興(島しょにおける個性と魅力あふれる地域づくり)369億円
      1. <島しょの「魅力再発見」と「ブランド化」に向けた取組:11億円>
      2. <サステナブルトラベラーの獲得に向けた観光促進事業:2億円>
      3. <大島空港応接室の整備:4百万円>
      4. <東京宝島サステナブル・アイランド創造事業:15億円>
      5. <デジタル×共創による島しょ地域の社会課題解決モデル創出事業:2億円>
      6. <【新】東京都離島航空路線維持対策緊急補助:0.7億円>
      7. <(公財)東京都島しょ振興公社貸付等:20億円>
      8. <小笠原航空路調査:5億円>
      9. <国境離島(沖ノ鳥島・南鳥島)の維持等の取組強化:1億円>
      10. <キャッシュレスを活用した島しょ地域誘客促進事業:6億円>
      11. <【新】高付加価値魚種の養殖業促進事業(再掲):0.5億円>
      12. <【新】島のごちそう、海の宝発信事業(再掲):0.3億円>
      13. <【新】土産品等を活用した多摩・島しょ観光プロモーション事業(再掲):0.5億円>
      14. <浮体式洋上風力発電導入推進事業(再掲):27億円>
      15. <島しょ地域における再生可能エネルギーの利用拡大(再掲):0.7億円>
      16. <【新】東京の海を活用する環境親和型海洋発電技術展開事業(再掲):0.3億円>
      17. 【コラム】台風第22号・第23号(令和7年)の被害からの復興に向けて
  2. 報道
    1. 【2026年2月19日】東京都議会が開会 過去最大規模の予算案審議へ 電柱の新設原則禁止の日本初の条例案も
    2. 【2026年2月18日】都議会が開会 小池知事「東京を世界一に」税の偏在是正を国と議論へ
  3. まとめ

令和8年度東京都予算案(概要)の島しょ地域への使い道

令和8年1月30日(金)に「令和8年度東京都予算案の概要」が発表。
一般会計歳出総額:9兆6,530億円(うち「Ⅷ 多摩・島しょの振興」は3,023億円)
あくまで案なので、確定するには都議会で可決されることが必要。

令和8年度東京都予算案の概要(Ⅷ 多摩・島しょの振興)3,023億円

出典:東京都HP

令和8年度東京都予算案の概要のうち、「多摩・島しょの振興」のカテゴリーを見てみると、予算額は3,023億円になっています。

さらに「多摩・島しょの振興」が2つのカテゴリー「1 成熟社会に対応した持続可能なまちづくり(2,674億円)」と「2 島しょにおける個性と魅力あふれる地域づくり(369億円)」に分けられます。
※*柱の予算額は、一部重複する事業があるため合計は一致しない場合があります。
いくつか中身をピックアップしてご紹介します◎

多摩・島しょの振興(成熟社会に対応した持続可能なまちづくり)2,636億円

誰もが輝き、暮らしやすいまちづくり:1,251億円

<市町村総合交付金:718億円>

・市町村行財政基盤の安定・強化及び多摩・島しょ地域の一層の振興を図るため、市町村に対する総合的な財政支援を実施

出典:東京都HP
<移住・定住促進市町村支援事業:1億円>

・多摩・島しょ地域への更なる移住・定住を促進するため、市町村の自主的な取組を後押しする
補助を実施

出典:東京都HP
<【新】多摩・島しょ移住・定住サポーター人材バンク事業:9百万円>

・地域と移住希望者を結び付け、市町村の取組を支援できる外部人材(サポーター)の情報を人材バンクとして発信(規模:50人)

<東京版空き家マップの整備及び空き家情報の掘り起こし:0.7億円>

・空き家情報を表示できる空き家マップについて、掲載物件情報の充実を図るため、西多摩・島しょ地域に加えて、市部の一部の空き家情報の掘り起こしを実施

<公立病院運営費補助(再掲):39億円>

・多摩・島しょ地区における医療資源が不足する医療圏において地域医療を提供している市町村
公立病院に対する運営費補助について、現下の経営状況を踏まえ、病床基礎額を引き上げ
(病床基礎額:⑦122万円/床→⑧152/万円

<【新】妊産婦ヘルスケアモニタリング検証事業(再掲):7百万円>

・保健師等の配置数が少なく、医療資源が限られている島しょ・山間地域において、妊産婦のニーズや地域特性を踏まえ、デジタル技術を活用してきめ細かな支援を行うため、スタートアップを活用したトライアル事業を実施(島しょ・山間部各1か所)

<【新】島しょ妊産婦用宿泊施設確保(再掲):0.3億円>

・島しょ地域の妊産婦の受入体制を構築するため、へき地医療拠点病院である都立広尾病院に島しょ妊産婦専用の宿泊施設の確保を支援(利用料:1日1,000円/人)

出典:東京都HP

地域を守り、支える都市インフラ整備:1,356億円

<島しょ地域における都道等の無電柱化(再掲):86億円>

・台風22号・23号の被害を受けた八丈島等で簡易な整備手法を導入するなど、更なるスピードアップを図りながら島しょ地域における無電柱化を推進

<【新】青ヶ島陸上部光ファイバーケーブル架空線区間解消工事(再掲):1億円>

・青ヶ島島内で陸上部架空線区間の光ファイバーケーブルの損傷が発生したことを受け、再発防止策として、光ファイバーケーブルの架空線区間の解消工事に向けた現地調査、測量等を実施

地域産業の振興等:199億円

<【新】多摩・島しょの新たな観光の魅力創出支援事業(再掲):2億円>

・「アドベンチャーツーリズム」の推進やクルーズ船寄港時に楽しめるアクティビティの造成、閑散期の誘客促進に資するコンテンツ開発等、観光客のニーズや地域課題を捉えた取組を支援し、新たな観光の魅力を創出(助成率:2/3、助成限度額:2,000万円(閑散期の誘客促進に資する取組で観光施設を新たに整備する場合は3,000万円)、規模:10件)

<外来生物対策事業(キョン):9億円>

・大島に生息する特定外来生物のキョンの根絶に向けて、市街地エリアでの捕獲報奨金や、火口域や急傾斜地など島内全域での捕獲強化などを推進

キョン捕獲報奨金制度について|キョン対策|東京都環境局
キョン捕獲報奨金制度について|キョン対策|東京都環境局

多摩・島しょの振興(島しょにおける個性と魅力あふれる地域づくり)369億円

<島しょの「魅力再発見」と「ブランド化」に向けた取組:11億円>

・各島の魅力再発見とブランド化に向けた自発的・継続的取組を支援

出典:東京都HP

<サステナブルトラベラーの獲得に向けた観光促進事業:2億円>

・島しょ地域において、自然環境と地域経済に配慮された、サステナブルトラベラーをターゲットとする宿泊施設の整備に取り組む事業者を支援

<大島空港応接室の整備:4百万円>

・大島空港におけるビジネスジェットの受入機能強化に向け、ビジネスジェット利用者等のための応接室を整備

<東京宝島サステナブル・アイランド創造事業:15億円>

・島しょ地域の持続的発展や特色ある宝物の発掘、魅力の創造につながる、町村の意欲的な公民共創の取組を支援

出典:東京都HP

<デジタル×共創による島しょ地域の社会課題解決モデル創出事業:2億円>

・島しょ地域において、デジタル技術を活用した社会課題解決を地域主体で進めるモデルを創出

出典:東京都HP

<【新】東京都離島航空路線維持対策緊急補助:0.7億円>

・円安や物価高騰などによる事業者の急激な費用負担の増加に対して、国の補助制度の実態に即した見直しが実現するまで、離島航空路の維持存続のため、町村とともに必要経費を補助

<(公財)東京都島しょ振興公社貸付等:20億円>

・伊豆諸島地域における小離島住民の生活基盤の確保等を目的としたヘリコミューター運航事業(東京愛らんどシャトル)の支援などを実施

<小笠原航空路調査:5億円>

・小笠原諸島への航空路開設に向けた調査を実施

<国境離島(沖ノ鳥島・南鳥島)の維持等の取組強化:1億円>

・沖ノ鳥島・南鳥島の維持・保全や利活用に向けた研究調査を深めるとともに、国境離島の意義に関する情報を発信

<キャッシュレスを活用した島しょ地域誘客促進事業:6億円>

・島しょ地域への旅行者の誘客につなげるため、島しょ地域で利用できるプレミアム付き宿泊旅行商品券「しまぽ通貨」を発行(規模:12万セット)

<【新】高付加価値魚種の養殖業促進事業(再掲):0.5億円>

・地域漁業の安定化や魚種の多角化に向け、漁業協同組合が所有する遊休施設を改修し、気候変動や魚病に強く、高付加価値化が可能なチョウザメの養殖試験を実施

<【新】島のごちそう、海の宝発信事業(再掲):0.3億円>

・他産地と比べ、魚価が低く留まる島しょ地域における東京産水産物の魚価の向上・販路拡大を図るため、その魅力を現場から発信するとともに、漁獲物・加工品の品質向上やブランド化に向けた取組等を実施

<【新】土産品等を活用した多摩・島しょ観光プロモーション事業(再掲):0.5億円>

・土産品等の商品改良や、土産品等の魅力を活用した国内外へのプロモーションを支援することにより、多摩・島しょ地域への更なる誘客を後押し
(助成率:中小企業2/3・大企業1/2、助成限度額:600万円、規模:5件)

<浮体式洋上風力発電導入推進事業(再掲):27億円>

・伊豆諸島海域において、2035年までに浮体式洋上風力のギガワット級ファームの導入を目指し、促進区域指定や事業者公募に先んじて、風況調査、送電系統の調査等を行い、事業の予見性を高めることに加え、地元住民の理解醸成のための取組を進めるなど、取組を加速化

<島しょ地域における再生可能エネルギーの利用拡大(再掲):0.7億円>

・島しょ地域における再エネ利用拡大に向けて、地熱エネルギーの利用可能性・ポテンシャルに関する調査を実施

<【新】東京の海を活用する環境親和型海洋発電技術展開事業(再掲):0.3億円>

・島しょ地域の再エネ拡大に向けた技術開発プロジェクトとして、環境親和性とメンテナンス性の高い環境親和型潮流発電を活用し、社会実装に向けた調査や技術展開等を実施

出典:東京都HP

【コラム】台風第22号・第23号(令和7年)の被害からの復興に向けて

出典:東京都HP

報道

【2026年2月19日】東京都議会が開会 過去最大規模の予算案審議へ 電柱の新設原則禁止の日本初の条例案も

【2026年2月18日】都議会が開会 小池知事「東京を世界一に」税の偏在是正を国と議論へ

まとめ

今回はなかなか知る機会の少ない自治体の予算に関する情報、
【大島町にまつわるお金の話編】令和8年度東京都予算案(概要)・補正予算案をご紹介しました。
今後の島生活のお役に立つと嬉しいです☆

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