東京の離島・伊豆大島をしっかり楽しむには、事前の下調べが欠かせません。
大島一周道路コースは約43キロあり観光スポットも島内に点在しているので、時間がなくなって行きたかったところに行けなかった、なんてことも。
まずは船が着く「元町」・「岡田」地区を中心にスケジューリングされる方が多いかと思います。
今回は一歩進んで伊豆大島の南部にある人気観光スポット「波浮港(はぶみなと)」について、伊豆大島在住の私が具体的に解説していきます。
人気観光スポット・波浮港の魅力!
伊豆大島は伊豆諸島最大の島(総面積:90.76㎡、 東西9㎞、南北15㎞、周囲は52㎞)。人口は6,870人(令和6年8月末現在)。
島内エリアはざっくりと【北部】(岡田・泉津)、【中部】(元町・北の山・野増・間伏)、【南部】(差木地・クダッチ・波浮港)のエリアがあります。玄関口の港がある「元町」と「岡田」(読み方はオカタ)にヒト・モノが集中しています。
しかーし、今回のテーマ「波浮港」は伊豆大島の中でも独自の進化を遂げているので、自信をもってオススメできるスポットです☆
写真スポット(波浮港見晴台・夜景)
「波浮港」といえば、このアングルからの写真をイメージされる方が多いかもしれません。
ココは大島一周道路コースの途中にある「波浮港見晴台」からの景色。以前は木々が景色をさえぎっていましたが、最近、地域の皆さんのおかげで整備されてとっても見晴らしがよくなりました◎
昼間の景色もオススメですが、どこかノスタルジックな夜景も個人的な推しです☆
日帰りでなく1泊できるお時間がある方は、波浮港エリアに宿泊してお散歩しながら夜景を楽しむなんてのも良いと思いますよ。
(最新ニュース:波浮港(+元町)でEVバイクのレンタル【e-Ride Tokyo】がスタート(3/16~))
写真スポット(海沿い・町並み)
お時間に余裕があれば、波浮港を見晴台からだけではなく、海沿いを歩くのもオススメ◎
タイミングによっては「東京都立大島海洋国際高等学校」の部活「カッター部(端艇部)」の練習風景と出逢える日も。
自然の音をBGMにきれいな海を眺めていると、都会のストレスを忘れられると思いますよ。
伊豆大島へお越しの際は、ゆっくりめの朝食やのんびりカフェタイムを過ごせる「Hav Cafe(ハブ カフェ)」でも島時間をお楽しみください。世界を旅したトラベル・ジャーナリストでもあるオーナーの寺田さんとのお話も、ぜいたくな時間にさらなる価値を追加してくれます。
歴史
波浮港はもともと噴火口跡でしたが、「秋廣 平六(あきひろ へいろく)」さんを中心に開港に向け尽力された人々のおかげで、今の姿があります(1800年開港。開港により大島の村は5村から6村へ。現在は1つの「町」へと発展)。
明治から昭和初期を通じて遠洋漁業の中継港となった波浮港は、今と比べ物にならないほどにぎわい、最盛期にはお屋敷や蔵、旅館や飲み屋、お茶屋に加え、映画館2軒、公衆浴場2軒が建っていたほど。
雑学
最近の波浮港に立ち寄った方は「これなんだろう?」と感じた風景があるかと思いますが、ここには新しい「東京都島しょ農林水産総合センター 大島事業所(水産庁舎)」が建つ予定です(建替え)。
まとめ
今回は伊豆大島を満喫するための【人気観光スポット「波浮港」】を解説しました。
波浮港は他のエリアとは異なり、独特な雰囲気、レトロとモダンが交差する魅力いっぱいの場所です。
この記事が伊豆大島を旅するときのお役に立てたら嬉しいです。
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