【大島町にまつわるお金の話編】令和6年度東京都予算案(概要)の解説

移住・引越し

伊豆大島(東京都大島町)へ移住・引越するに当たり、自治体のお財布状況は気になりますよね?

大島町は自主財源が24%のため、残りの76%は国や東京都からお金をもらったり、借金(地方債・町債)するなどして乗り切っています。

そんな状況なので、東京都が島しょ地域向けの予算を増やすか減らすかは、島民にとっても大事なお話です。そこで今回は令和6年1月26日に発表された~令和6年度東京都予算案の概要~の中から島に関するトピックをご紹介します。

令和6年度東京都予算案(概要)の島しょ地域への使い道

令和6年1月26日(金)に「令和6年度東京都予算案の概要」が発表。
一般会計歳出総額:8兆4,530億円(うち「Ⅷ 多摩・島しょの振興」は2,633 億円)
あくまで案なので、確定するには都議会で可決されることが必要。

東京都は数年前から東京宝島をキーワードに島に関する事業を推進。
令和6年1月25日(木)にはHPリニューアルを実施。

令和6年1月26日(金)に、八丈島で集中的に取り組んでいく「「東京宝島 SHINKA(進化)プロジェクト」の推進」が発表。
キーワードは「Sustainable」、「High quality」、「Networking」、「Advanced」の4つ。

令和6年度東京都予算案の概要(Ⅷ 多摩・島しょの振興)2,633億円

出典:東京都HP

令和6年度東京都予算案の概要のうち、「多摩・島しょの振興」のカテゴリーを見てみると、予算額は2,633億円になっています。

さらに「多摩・島しょの振興」が2つのカテゴリー「1 成熟社会に対応した持続可能なまちづくり(2,304億円)」と「2 島しょにおける個性と魅力あふれる地域づくり(329億円)」に分けられます。
いくつか中身をピックアップしてご紹介します◎

多摩・島しょの振興(成熟社会に対応した持続可能なまちづくり)2,304億円

【成熟社会に対応した持続可能なまちづくり(2,304億円)】
<島しょ山村地域における移住体験住宅整備補助:6億円>
・島しょ山村地域における移住・定住を促進するため、町村が設置する移住体験住宅等の整備費用を補助

<【NEW】島しょ山村地域における地域交流コミュニティ創出・活性化補助:3百万円>
・島しょ山村地域における移住者の定住を図るため、町村に対して地域と移住者等が交流する地域コミュニティの創出に係る費用を補助

<島しょ地域における都道等の無電柱化:59億円>
・緊急整備区間や優先整備区間の無電柱化を着実に推進するとともに、「電柱のない島」を目指すため、先行整備する利島・御蔵島の2島の整備を加速

<【NEW】多摩・島しょ安定集客促進事業:2億円>
・多摩・島しょ地域における安定集客促進に係る新たな取組に対して費用を助成

<外来生物対策事業(キョン):9億円>
・大島に生息するキョンの根絶に向けて、捕獲事業等を実施

多摩・島しょの振興(島しょにおける個性と魅力あふれる地域づくり)329億円

【島しょにおける個性と魅力あふれる地域づくり(329億円)】
<島しょの「魅力再発見」と「ブランド化」に向けた取組:10億円>
・各島の魅力再発見とブランド化に向けた自発的・継続的取組への支援や上質な宿泊施設の誘致

<東京宝島 サステナブル・アイランド創造事業:17億円>
・島しょ地域の持続的発展や特色ある宝物の発掘、魅力の創造につながる、町村の意欲的な公民共創の取組を支援

<【NEW】ビジネスジェット受入機能強化:3億円>
・羽田空港を利用するビジネスジェットの代替駐機場としての需要を着実に取り込むため、大島空港のターミナルビルを改修

<【NEW】島しょ地域におけるクルーズ船寄港地でのアクティビティ開発事業:0.5億円>
島しょ地域へ寄港するクルーズ客船の乗客の満足度向上のため、クルーズ船客向けのアクティビティの開発・磨き上げを実施

<キャッシュレスを活用した島しょ地域誘客促進事業:4億円>
島しょ地域のPR及び旅行者の誘客につなげるため、島しょ地域で利用できるプレミアム付き宿泊旅行商品券「しまぽ通貨」を発行

<【NEW】島の港Re活用:0.2億円>
島の港において「食」や「海遊び」など、島しょならではの魅力を楽しめる空間「宝島ミナト」を創り出すことで、「地域の賑わい」や「雇用の機会」を新たに創出
↓↓(事業概要はコチラ)

出典:東京都HP

Pick Up「東京宝島 SHINKA(進化)プロジェクト」

東京都は伊豆諸島の八丈島で集中的に取り組んでいく「「東京宝島 SHINKA(進化)プロジェクト」の推進」を発表したので、ピックアップしてご紹介します。

「東京宝島 SHINKA(進化)プロジェクト」
<主な取組内容>
1 持続可能な島しょ地域の実現
・地域資源の有効活用を促進
・地域との交流を深め、移住・定住を促進
2 上質なサービスの提供
・上質なホテルの誘致・整備
・東京宝島の魅力創出
3 交通ネットワークの充実
・ビジネスジェットの誘致・受入を拡大
4 先進的な取組
・デジタル×共創による島しょの課題解決
・新たなプロモーションの実施
↓↓(事業概要はコチラ)

出典:東京都HP
出典:東京都HP
   出典:東京都HP
  出典:東京都HP

八丈島はこれまでも東京都と連携して、先進的な事業に取り組んできたようです。
【八丈島で出前館が使える◎】
 八丈島で、デリバリーサービスの試行導入及びドローンを活用した配送実験を実施します!
【東京都の幹部も審査員として現地参加◎】
 東京八丈島の宝物グランプリ 2023-2024

【番外編】【値上げ】大島公園海のふるさと村 セントラルロッジ

令和6年1月26日(金)に発表された「令和6年度東京都予算案の概要」の付属資料「使用料・手数料の改定等」に値上げ情報が載っていたので、ご紹介します。
【自然公園の施設使用料】
 大島公園海のふるさと村 セントラルロッジ(一般・1人・1泊)
 2,000円 → 4,500円

令和6年2月13日(火)に発表された「令和6年第一回都議会定例会条例案概要」では、【使用料・手数料】についてより具体的な内容(施行期日:令和6年4月1日)が掲載されました。

種別単位使用料(現行➡改正後)
一般一人1泊2,000円➡4,500円
小学生及び中学生1,600円➡3,600円
学齢に達しないもの
(一ベッド使用の場合)
800円➡1,800円
出典:東京都HP

まとめ

今回はなかなか知る機会の少ない自治体の予算に関する情報、
【大島町にまつわるお金の話編】令和6年度東京都予算案(概要)をご紹介しました。
今後の島生活のお役に立つと嬉しいです☆

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