【2024年版】【観光/旅行】島民が解説!伊豆大島(北部)の観光スポット4選!(+ヒイミサマ伝説)

ぶらっとハウス(牧場) 観光

東京の離島・伊豆大島をしっかり楽しむには、事前の下調べが欠かせません。

大島一周道路コースは約43キロあり観光スポットも島内に点在しているので、時間がなくなって行きたかったところに行けなかった、なんてことも。

今回は伊豆大島の北部にある観光スポットをメインに伊豆大島在住の私が具体的に解説していきます。

伊豆大島(北部)の観光スポット4選!

伊豆大島は【日帰り】で行ける内地からアクセスしやすい東京の島(東京から120㎞、熱海から46㎞、伊東から36㎞、稲取から28㎞)。人口は6,856人(令和6年10月末現在)

伊豆諸島最大の島(総面積:90.76㎡、 東西9㎞、南北15㎞、周囲は52㎞)なので点在する観光スポットを効率よく巡るには下調べが大事◎

島内エリアは大きく北部(岡田・泉津)、中部(元町・北の山・野増・間伏)、南部(差木地・クダッチ・波浮港)に分けられ、港がある「岡田」(読み方はオカタ)と「元町」にヒト・モノが集中している。
(波浮港の盛り上がりもスゴイ。)

今回解説する北部にはジブリ感あふれる「泉津の切り通し」などがあるのでオススメです◎

【岡田地区】ぶらっとハウス

【2023年】ぶらっとハウス
伊豆大島/ぶらっとハウス(先日、大島町立さくら小学校のみなさんがカラフルにペイントしてくれました。)

農産物直売所のぶらっとハウス。伊豆大島の新鮮な地物野菜、大島牛乳・大島バター、島食材を使ったスイーツなどが手に入る観光スポット。

大島牛乳を使用したジェラートやソフトクリームなどを扱うカフェコーナー併設もうれしいポイント。

季節によって焼き芋の販売があったり、マルシェが開催されたりと島民にも愛されているスポット。

私は特産品の明日葉や大島牛乳を使った焼き菓子をよく買いに行っています。

巷でウワサの「伊豆大島ジオパーク弁当」の販売も今後あるようなので今から楽しみです。

ぶらっとハウスの裏手には伊豆大島のブランド牛乳「大島牛乳」の工場があり、隣の牧場ではかわいい牛さんたちが見られるので、気が付いたらあっという間に時間が過ぎてしまっていることもあるほど。

かわいい牛さんたちは暑さが苦手なので、主に夏の時期は放牧が中止されますのでご注意を。大島牛乳の社長さんのツイッターで昨年は情報が発信されましたので、事前に要チェック。

【岡田地区】河津桜(港の見える丘)

伊豆大島/河津桜(港の見える丘の近く)

伊豆大島で河津桜を楽しむならココ。島の中では有名な場所にもかかわらず、観光マップに意外と載っていないため混雑とは無縁でゆったり河津桜を鑑賞できます。私も通う大好きな場所。

開花時期は体感的に毎年2月中旬~3月上旬に見頃を迎えるイメージ。海をバックに河津桜を眺めていると本当に癒されますよ。

【アクセス】この場所は案内看板などがないので、まずは観光マップに載っている「港の見える丘」を目指してください。
そうすると近くに人物像があるので、その脇のゆるやかな上り道を海に向かって進んでください。

(プチ論争)資料によって「港の見える丘」と書いてあったり、「港が見える丘」と書いてあったこともあり、どっちが正解なのか論争がひそかにありました。
大島町役場が作成した最新の伊豆大島ジオパーク パンフレットでは「港の見える丘」と表記されているため、こちらの名称で落ち着いたようです。

伊豆大島/河津桜(港の見える丘付近)への目印

【泉津地区】泉津の切り通し

伊豆大島/泉津の切り通し

神秘的な雰囲気がありジブリ感もある「泉津の切り通し」。大きなスダジイの木が真っ二つになり真ん中には階段が続いています。

実は、泉津保育園(現在は閉園)の通園路として利用されていた過去が。週末(不定期)には地域の方がボランティアで説明してくれることもあるので、遭遇できたらラッキー◎

テレビや雑誌でも取り上げられることもある有名な観光スポットなので、ぜひ一度訪れてくださいね。

【アクセス】大島一周道路コースを北上(岡田地区→泉津地区)していると、途中で案内看板があるので、そこを右折するとたどり着くことができます。

【泉津地区】波治加麻神社(ヒイミサマ伝説)

伊豆大島/波治加麻神社
伊豆大島/波治加麻神社

波治加麻神社は静かな空間の中で真っ直ぐな木がいくつも並び、隙間から陽が差す癒しスポット。

地域の方がいつもキレイに保ってくれています。東京にいることを忘れさせてくれるほど、静かで自然に囲まれたオススメ空間。

【ヒイミサマ伝説】(毎年1月24日)
波治加麻神社の奥に日忌様(ヒイミサマ)を祀ったといわれている祠があります。
ヒイミサマは波治加麻神社に伝わるお話。
江戸時代、25人の青年たちが泉津地区にいた悪代官を討ち、この神社の境内にあった一番大きな杉の木を伐って作った丸木舟で島を脱出。その後、伊豆諸島の他の島に辿り着くがどの島でも匿ってもらう事ができず、青年たちはそのまま行方不明に。
その霊が毎年1月24日の晩に波治加麻神社に帰ってくると言われており、島民は毎年この日に家々の神棚に25個のお餅を供えた。もしこのお餅が鼠害にあえばその家に不幸がおとずれるとされ、当日の夜は家を出ず海を見ず、静かに過ごした。こうした風習は簡素化されながらも今も受け継がれている。
(伊豆諸島の他の島では、類似の伝承として「海難法師」として語り継がれています。)

この伝説を泉津に住んでいる方に聞いてみたら、今でも言い伝えを守って家から出ないとおっしゃっていました。

伊豆大島のお隣にある利島村の1月24日の様子はコチラです◎

【番外編】【岡田地区】駄菓子屋ひまわり

伊豆大島/駄菓子屋ひまわり

レトロな看板がかわいい駄菓子屋ひまわり。主に土日の午後に営業されているそう。島で駄菓子を買ってのんびり過ごすのも楽しいですね。

私も行ったときは楽しくてついつい買いすぎちゃいますが、それでもお会計したら300円いきませんでした笑

【アクセス】岡田港から道路を登っていき、最初の信号(真っすぐ進むとトンネル有)が見えたら、旧道(トンネルに入らない。狭い方の道)へ行き、道なりに数分進むとたどり着くことができます。

まとめ

今回は伊豆大島を満喫するための【伊豆大島(北部)の観光スポット4選!】を解説しました。

伊豆大島の北部(岡田地区・泉津地区)には、自然だけでなく文化系スポットや新鮮野菜等が手に入る「ぶらっとハウス」など魅力がいっぱいです。

この記事が伊豆大島を旅するときのお役に立てたら嬉しいです。

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